竹内敏喜 蛇足から  
蛇足から 11 (二〇二三年五月七日)

     
ワタシはキョウ
キョウゆえに色…

 京 享 饗 嬌
 まさにレッド!

 教 協 橋 競
 むしろイエロー!

 恐 狂 凶 興
 それこそブルー!

  (魔は 間より生じ
   まれに真に通ず)

 鏡 経 
 シルバー!

 境 郷 況 供 恭
 ブラウン!

 叫 驚 脅 強
 パープル!

 胸 共 
 ホワイト!

  (真は 磨より生じ
   ましてや魔に通ず)

 姜!
 もはやゴールド

 筐!
 ついにブラック

 今日
 …カラーなきものたち

オマエはすでにアスカ
常に アスカ
竹内敏喜(たけうちとしき)
詩人。1972年京都生まれ。詩集に『翰』(彼方社、1997年)、『風を終える』(同、1999年)、『鏡と舞』(詩学社、2001年)、『燦燦』(水仁舎、2004年)、『十六夜のように』(ミッドナイト・プレス、2005年)、『ジャクリーヌの演奏を聴きながら』(水仁舎、2006年)、『任閑録』(同、2008年)、『SCRIPT』(同、2013年)、『灰の巨神』(同、2014年)​​​​​​​。『魔のとき』(同、2022年)
 
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